この度、既販車をご購入されたお客様よりボルボ V60の研磨&コーティングと各部PPF(ペイント・プロテクション・フィルム)、カーフィルム施工のご依頼をいただきました。
まずは研磨とコーティングの施工内容をご紹介します。
研磨とコーティングを行う上で、大事になってくるのが最初に行う洗車です。
洗車は、通常のシャンプー洗車を行い、シャンプー洗車で落ちない汚れや隅々の汚れを各種ケミカルを使用して汚れを除去します。
下の写真は、リアフェンダーとリアバンパーの継ぎ目ですが、ここに汚れが溜まっています。
ケミカルを使用し、塗装を傷めないように気を付けながら汚れを除去します。
下の写真は、リアゲートのダンパー取り付け部周りです。
こちらの箇所は、雨水等の通り道でもあり、とても汚れが溜まりやすいところです。
外からは見えないところではありますが、このような箇所の汚れもきれいに除去します。
鉄粉やピッチタールだけでなく、このように細部の汚れの洗浄も行った後に、研磨工程へ移ります。
次に研磨工程です。
今回ご依頼いただいたV60は既販車ですので、使用に伴う傷や修正研磨によるバフ目が見られました。
こちらの傷を除去することで、発色の良い綺麗なボディとなります。
下の写真はボンネットになりますが、洗車傷等の使用に伴う傷が確認できます。
傷の状態を確認しながら、最小限の研磨で傷を除去しました。
下の写真はフロントフェンダーになりますが、修正研磨のバフ傷が全体的に入っています。
このように全体的にバフ傷が入っていると、塗装がくもって見えてしまい、光沢感が少なくなってしまいます。こちらのバフ傷も問題なく除去できました。
数工程の研磨工程を経て、研磨工程は終了となります。
研磨を終えたら、コーティングを施工して塗装の保護膜を形成します。
今回、ご用命いただいたコーティングはGloss Shieldで、当店のハイエンドコーティングです。立体構造をもった皮膜により、優れた撥水性能はもちろん、防汚性にも優れており、3層構造の多層化された厚い被膜により優れた耐久性、耐薬品性を持っており当社ラインナップ中で最高の耐久性を誇ります。
研磨とコーティングは完成です。
続いてPPF(ペイント・プロテクション・フィルム)施工のご紹介です。
PPFとは、透明のポリウレタン製フィルムをボディ表面に貼り込むことで、外的な要素からボディを保護し、傷がつくことを防ぎます。
施工した箇所をご紹介します。
・ヘッドライト&クリアランスライト
ヘッドライトのレンズはハードコートされていますが、どうしても経年劣化によりハードコートが劣化してしまい、クスミや黄ばみが生じてしまいます。当店で使用しているPPFは紫外線カット機能が付いていますのでPPFを貼り込むことにより、ヘッドライトのレンズの劣化を防ぎます。また、強靭なフィルムですので飛び石等の外的ダメージからもレンズを保護できますので、良い状態を長く保つ事ができます。
・ドアカップ
ドアカップは車の乗り降りの際等に爪やアクセサリー等で傷をつけてしまいやすい箇所です。
PPFを貼り込んで塗装を保護することでボディに直接傷が入ってしまうのを防ぎます。
・ステップ
乗り降りの際に、くつ等を擦ってしまいやすく、傷を負いやすい部分です。
PPFを貼り込んで塗装を保護することでボディに直接傷が入ってしまうのを防ぎます。
・メッキモール
欧州車のメッキモールは、白錆び等で劣化が起きやすい傾向にあります。メッキモールはコーティングのみでは長期保護が難しいため、PPFにて保護します。今回のお車は既販車ですでにモールに白錆び等のダメージがありましたので、ダメージを除去したのち、PPFを貼り込みしました。
・ピラーパネル
ピアノブラックのピラーパネルの塗装は非常に傷つきやすく、傷も目立ちやすいです。
PPFを施工しますと、ピラーパネル自体に傷が入るのを防ぐとともに、当店で使用しているPPFは傷の自己修復機能も持っていますので、もし微細な傷がPPFに入ってしまったとしても太陽熱等でしだいに目立たなくなりますのできれいな状態を保ちやすくなります。
PPF施工のご紹介は以上になります。
コーティング、PPF施工に併せてカーフィルムの施工もご依頼いただきました。
〔カーフィルム施工内容:リヤ側1台分(窓面)ルミクールSDハードスモーク(3%タイプ)をインストール〕
リア周りのガラスが、はっきりと黒くなり引き締まった印象となりました。
これからのボルボライフをお楽しみください。
この度は、ご入庫ありがとうございました。
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